”2019「青少年のための科学の祭典」東京大会in小金井” 出展報告

出展後反省会:2019年9月22日、於物理実験室S116
出席者:荒川悦雄、木下昭一、和田義親

祭典日:2019年9月22日(日) 8:00〜18:00
出展会場:東京学芸大学講義棟N402教室
出席者:荒川悦雄、木下昭一、和田義親

テーマ:”見えないものを見てみよう”

出展申し込み内容
1. 光の色を見る
  白色光や各種ランプのスペクトルをアルミニウムパイプによる独自分光器や回折格子フィルムを用いた分光器によって分光する。来場者には簡単な分光器の自作を体験していただく。
2. 自然放射線を見る
  自然界には岩石や食物に含まれる元素から放射線が出ている。エタノール拡散型霧箱で観測する。

見えないものの例=>見えるようにする=>見えるようになる
@放射線=====>反応させる===>通り道が雲になって見える
A光の中の色===>分光する====>色ごとに位置を変えて(虹のように)見える
Bうすい膜====>干渉させる===>膜の厚みは可視光の波長よりもうすい
C温度=====>ゼーベック効果==>電圧にする

@放射線は大阪府立大学秋吉優史先生が考案したペルチェ素子を利用したエタノール拡散型霧箱を3台並べて観測しました。3台とも長時間安定して稼動しました。

A500本/1mmのグレーティングシートで自作した簡易分光器で蛍光灯、ナトリウムランプ、水銀ランプを覗かせて虹模様の違いを観測しました。厚紙の円筒に縦横のグレーティングシートとピンホールを張る工作で万華鏡もどきを作って持ち帰ってもらいました。約40本の円筒を用意していましたが、午後2時ごろには使い果たしました。その後、高校生スタッフの4人が残っていた厚紙を利用してサイズを変えたりピンホールの形を変えたものを作って対応してくれました。

B長さの違うアルミ製のパイプを覗かせ、ピンホールを覗いたリングの位置や色からパイプ内部表面にできた酸化アルミの膜厚が計算できることを説明しました。

C裸の熱電対の片方を氷水に漬けてもう一方をつまんで貰い体温を測っていることを知ってもらいました。

常時訪問者があり、説明に途切れることがありませんでした。主の小学生の親子で約100組くらいと推定しています。中学生は20名前後と思われます。高校生は把握できていなません。

文責: 和田義親

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