2015年度ニュートン祭開催報告
2015年12月19日(木)下記のプログラムでニュートン祭が開催されました。参加者は1953年度入学者から1971年度入学者までの16名、学芸大学物理科学科の先生3名、現役学部2年生4名の参加でした。
受付 | 13:40 | |
1. | 開会の辞 | 14:00〜14:10 |
荒川悦雄先生 | 東京学芸大学基礎自然科学講座物理科学分野 | |
2. | 講演 | 14:10〜15:45(各45分) |
(1) | 小林晋平先生 | 東京学芸大学基礎自然科学講座物理科学分野 「弦理論と宇宙論・ブラックホール」 |
(2) | 荒川悦雄先生 | 東京学芸大学基礎自然科学講座物理科学分野 「放射光実験と放射線教育」 |
* | 質問用紙回収、移動 | 16:30〜16:45(予定では15:45〜16:00) |
3. | 懇親会 | 16:45〜19:30 |
新規参加の卒業生3名の自己紹介 | ||
学生の自己紹介(講演参加の学生が3名誘ってくれました) | ||
乾杯(岩下) | ||
飲食しながら講演での質問とコメントの読み上げ | ||
学生からの一言 | ||
卒業生と教員からの一言 | ||
閉会 |
1. | 今年は学内の先生の御活躍を拝聴したいという卒業生の希望と2年生の研究室選択のために情報提供することを念頭に企画しましたが、講演会への学生参加は2年生1名でした。 |
2. | 現役の先生のお話では最先端の物理を分かり易く解説していただき、科学教育へ繋がるお話でした。 |
(1) | 小林晋平先生のお話では、素粒子論から宇宙論に及ぶ壮大な話で、空間と物資と時間とは何ぞやを改めて考えさせられました。また、”物理学は教えるに足るものか”という問いかけには物理を教える者としての責任の重さを思い知らせれました。 |
(2) | 荒川悦雄先生のお話では、KEK(高エネルギー加速器研究機構)の放射光を使った蛋白質の構造を研究するために開発した湾曲型ブラッグ反射装置で広範囲の波長領域のデータを同時に測定する実験を紹介して頂きました。また、教師になろうとする学生の放射線教育のために、簡易型のX線源とX線検出器のデータからCT画像を作り出し、CTの仕組みや放射線の有効利用の理解を議論していました。 |
3. | 懇親会は小金井クラブ(学内にある記念館)に移動しました。 ・新規参加の卒業生3名(1963年度入学1名、1968年度入学2名)に自己紹介をして頂きました。 ・2年生4名(内1名は乾杯後)自己紹介をしてもらいました。 ・乾杯は最長老の岩下さんに音頭を取って頂きました。 ・しばらく飲食してもらいながら、講演会で出してもらった質問とコメントを聞いてもらいました。 演題1に対して コメント1:とても興味深く、楽しめた話でした。 コメント2:学部生の私でも、内容を判りやすく話してくださって、宇宙論など興味を持てました。 コメント3:宇宙論 先生の熱心なお話から、とても興味のつきない分野に感じます。またお話を伺える機会を得たいと思います。見積もりが間違っていたら、宇宙論もこの先大きく変わるかもしれないと思いました。 コメント4:難解な内容をわかりやすく説明していただいて、とても面白かったです。熱弁がよいです。学生をひきつける講義をしているのだろうと思います。 コメント5:小中学校の理科教育での物理学について、"学びの楽しさ"を味あわせる教育課程(指導プラン)や教材を具体化できるといいですね。 コメント6:出前授業を期待します。 コメント7:興味深いテーマを分かりやすく熱く語っていただきました。有難う御座いました。 コメント8:大変興味深かったです。 演題2に対して コメント1:とてもわかりやすく、興味が持てました。 コメント2:途中退出して申し訳ないです。コーディネイト等、お疲れ様でした。 コメント3:見えない放射線を可視化することは、学生や初学者にとって興味深い物ですね。ぜひ教育現場で使えるようにしてください。 コメント4:X線によって、物質を豊かに捕らえることができる=>子供は確実に興味をもつようになると思います。 コメント5:放射線教育の対象は誰にするのか。 コメント6:初めて聞いた話であり、面白かったです。ありがとうございました。 コメント71:とた。 |
4. | アンケート結果 (1)あなたの御身分はどれですか。 @学大の先生:0 A院生:0 B学部学生:1 COB:6 その他:3 (2)今日の講演は良かったですか。 @良かった:9 Aどちらとも言えない:4 Bつまらなかった:0 (3)ニュートン祭開催の時期は良かったですか。 @早いほうが良い:1 A丁度良い:8 B遅いほうが良い:0 (4)来年も講演会を実施するならどんな内容が良いですか。 @物理の専門:7 A科学教育:5 B教育現場:3 C教育行政:2 その他 *宇宙における生命存在の可能性について |
* | 謝辞 この企画は早くから荒川悦雄先生と連絡を取りながら進めてまいりましたが、先生はそのつど学内への報告メールや学生へのアナウンスを出してくださいました。また、小林先生には講演を快く引き受けてくださり有難う御座いました。並河先生とフォグリ先生には学生を直接誘って頂き、感謝申し上げます。 |
会計報告
収入
昨年度繰越金: 17061円
会費;3000円×19名= 57000円
計 74061円
支出
会場費; 60000円
芳名カード(50枚入り):181×1= 181円
計 60181円
残金:74061-60181= 13880円
残金は今後の運営費に利用させて頂きます。