2016年度ニュートン祭開催報告

2016年12月10日(土)、物理科祝会を兼ねて下記のプログラムでニュートン祭が東京学芸大学環境教育実践施設【多目的実験室】で開催されました。参加者は1953年度入学者から1994年度入学者までの12名、学芸大学物理科学科の先生3名、現役学部生7名(3年生1名、2年生5名、1年生1名)、合計22名の参加でした。

  受付 13:30
1. 開会の辞  14:00〜14:05 
   御挨拶  和田義親
2.  物理科学科研究室紹介  14:05〜14:30 
     荒川悦雄先生
3. 講演 14:30〜15:40(各35分)
 (1)  VOEGELI Wolfgang先生 東京学芸大学基礎自然科学講座物理科学分野
「最近の研究から」
 (2) 星 真武氏 アラヤ株式会社 統括部長
「科学的思考とは何か」 
4.  活動報告   16:00〜16:10
     和田義親
 *  質問用紙回収、設営 16:10〜16:30
5. 懇親会  16:30〜19:00
学生の自己紹介(講演参加の学生3名が参加してくれました)
    乾杯(岩下彪氏)
    飲食しながら歓談
     卒業生と教員からの一言
  閉会 19:00

 1. 今年は学科主任である荒川先生の御配慮で物理科祝会として案内してもらいました。そして2年生を対象にした研究室紹介を荒川先生にまとめて紹介してもらいました。7名の学生が参加し、研究室選びに真剣に取り組む姿勢を見ました。
 2. 講演
 (1) 演題1:最近の研究から
VOEGELI Wolfgang先生
個体が腐食したり、光やX線が反射や屈折をするのは固体の表面や界面の構造に依存しており、触媒などの個体や電子部品の加工では表面の研究が重要である。先生等が開発した湾曲型ブラッグ反射装置で広範囲の波長領域のデータが同時に測定でき、表面構造解析の研究が容易になった。現在、有機物の結晶表面の研究などが進んでいるなどの紹介がありました。
 (2) 演題2:科学的思考とはなにか〜ニュートン力学再考からグローバル社会が要請する物理教育の未来〜
星 真武氏:アラヤ株式会社 統括部長
氏の学生時代に自ら修得したニュートン力学の物理概念を例に科学的思考の重要性を示し、グローバル社会で日本が成長していくためには”ものづくり”から”情報を基にしたマネージメント”に力を入れるべきであり、それに物理教育がどう関わるかを考えて欲しいとの呼びかけでした。
 3. 活動報告
 ・物理科の卒論発表を傍聴させて頂きました。
 ・スーパーカミオカンデの施設見学ツアーを実施しました。
 ・青少年のための科学の祭典in東京に”いろいろな虹をみよう”を出展しました。
 3.  懇親会は東京学芸大学環境教育実践施設【多目的実験室】を模様替えして改めて開会しました。
 ・参加してくれた3名の学生に自己紹介してもらいました。
 ・乾杯は最長老の岩下氏に音頭を取って頂きました。
 ・しばらく飲食しながら歓談しました。
 ・ここで後援会のコメントと質問を披露するところでしたが、機会を逸してしまいました。アンケートのまとめ(PDF)をご覧ください。
 4.  アンケート集計
(1)あなたの御身分はどれですか。
@学大の先生:
0   A院生:2   B学部学生:4   COB:6  その他:
(2)今日の講演は良かったですか。
@良かった:
7(3)  Aどちらとも言えない:2(1)   Bつまらなかった:0
(3)ニュートン祭開催の時期は良かったですか。
@早いほうが良い:
3(2)   A丁度良い:9(4)    B遅いほうが良い:0
(4)来年も講演会を実施するならどんな内容が良いですか。
@物理の専門:
10(4)   A科学教育:7(3)    B教育現場:3(1)    C教育行政:2(0)    Dその他:1(0)
(5)物理同好会の今後の活動についてどのようにお考えですか。(複数可)
@懇親会としてニュートン祭を催すだけでよい。
4(1)
A定期的にゼミを開く。
2(2)
B年に1度の講演会を行う。
5(1)
C日本の研究施設の見学会を企画する。
4(3)
D科学の祭典に出展するための活動をする。

E科学教育研究に繋がるグループ誌を発行する。

F何もしなくて良い。


 *  来年度の活動
(1)ニュートン祭は開催します。
(2)物理科学科分野の卒論発表会を傍聴します。
(3)科学の祭典へ出展するための勉強会を毎月、物理実験室で行います。
(4)科学の祭典に出展します。
(5)国内の研究施設見学ツアーを夏休み期間に企画します。(学生の希望者次第)

会計報告

収入
昨年度繰越金:      13880円
会費;3000円×15名= 45000円
計              58880円

支出
会場費;           45000円
打合せ会場費(2h)       1
100円
計               46
100円

残金:58880-46
100=     12780円

残金は今後の運営費に利用させて頂きます。(赤字は2017年10月22日修正しました)

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